奈良の鹿ニュース
【動画あり】強風を制し連覇達成。鹿せんべいとばし大会
奈良市の「若草山焼き」に合わせて開催された「鹿せんべいとばし大会」が25日、若草山山麓で行われ、多くの家族連れや観光客でにぎわった。
大会用に作られた直径約20cmの特大鹿せんべいをどれだけ遠くに投げられるかを競う。正午の開場とともに長蛇の列が山麓ゲートの外まで伸び、その中には歴代の優勝者たちの姿も。
参加者たちの長蛇の列=25日、奈良市の若草山
この日は強い横風が吹き付け、参加者たちは悪戦苦闘する中、ひとりレベルの違いを見せつけたのは、前回初出場で初優勝した中川景太さんだ。高校時代に陸上部で槍投げをしていたという中川さんは、2投目で46.15mを記録し連覇を果たした。2位には42.4mを投げた台湾出身のウー・チェンイェンさんが入った。
見事連覇を果たした中川景太さん(中央)=同
大会運営には奈良教育大学附属中学校ユネスコクラブの部員や奈良女子大学附属中学校の有志がボランティアとして参加し、計測や記録係を務めた。ユネスコクラブのメンバーは、「地域のことが知ることができ、また海外の方も参加されていたので良い経験になった。近くに住んでいるが初めて大会に参加して、楽しかった」と話した。
奈良教育大学附属中学校ユネスコクラブの1年生の女子部員たち=同