「新大宮cojika秋祭り」縁日や祭りを通し、安心できる地域づくり目指す【10月12日開催】
縁日体験や祭りを通して地域の子どもたちや住民の交流の場を作ろうと、「新大宮cojika秋祭り」が12日午後1時から、奈良市大宮町の「6丁目街区公園」で開かれる。金券(無料配布)を使った軽食の購入は子どもたちが対象だが、一般の来場者も参加できる。
秋祭りで、地域の子どもや住民をつなぐ試み
秋祭りは障がい者雇用支援事業や地域食堂を運営する一般社団法人「みどりの輪」(奈良市東木辻町)が企画。同法人は奈良市芝辻町のベーカリー「cojikanopanya(コジカノパンヤ)」の店内を利用し、「新大宮cojika食堂」や平日の放課後に小学生を対象とした宿題カフェを運営する。
参考記事≫≫おいしいパンにプラスαの試み 地域の声を聞く「cojikanopanya」(2023年11月19日掲載)
今年の1月からは毎月一回土曜に子ども食堂も実施。同時に参加者対象のレクリエーション活動も行っており、子どもにも大人にも好評なことから、10回目となる今回は初めて秋祭りの形での開催を決めた。
8月の子ども食堂の縁日体験で、ヨーヨー釣りをする子どもたち(新大宮cojika食堂提供)
一般参加も可能 当日はステージ企画も
秋祭り当日は、子どもたちは事前に無料配布される金券で焼きそばやポテトなどの軽食が購入できるほか、輪投げやヨーヨーすくい、かたぬきなど縁日の遊び体験ができる。
金券の配布は、子ども食堂や宿題カフェの利用児童▽付近の放課後デイサービスを利用する子どもたち▽見守り事業で交流のある子どもたちー が対象。一般の来場者も縁日体験や飲食物の購入、ステージの観覧が可能。
ステージでは、ストリートダンススクール「REMIND DANCE FACTORY(リマインドダンスファクトリー)」(木津川市梅美台)の子どもたちや、放課後デイサービス「アフタースクール風の谷」(奈良市東九条町)に通う子どもたちのダンス発表会、生駒市出身のレゲエアーティスト「寿君」のライブショーのほか、子どもたちと寿君のコラボ企画も開催する。
「秋祭り」のフライヤー(同)
中心となり活動するベーカリーのオーナー石塚洋平さん(37)は「縁日体験や祭りへの参加を通して、子どもたちと近隣住民が相互に見守りあえる安心安全な地域づくりのお手伝いができれば」と話す。現在近隣企業への協賛も呼びかけている。問い合わせはcojikanopanya、電話0742(93)3513。
「新大宮cojika食堂」(子ども食堂) の活動とは?
規格外など不要野菜の有効活用(フードロスの削減)や、地域の交流の場作り、地域福祉力の向上などの思いに賛同する企業からの支援や市場からの規格外野菜の提供を受け、子どもたちや障がい福祉施設の利用者が事業所スタッフと共にカレーを調理。月に一度のペースで毎回約150食を地域の子どもたちや住民、子どもたちの保護者に無償でふるまう地域貢献活動を続けている。
提供された食材で子ども食堂用のカレー作りをする様子(同)
子ども食堂の一環として、レクリエーションで職業体験をする子どもたち(同)
調理から参加でき、レクリエーション活動や職業体験なども行う「参加型」の地域食堂であることが特徴。その過程で、子どもたちだけでなく高齢者や障がいのある人など地域に暮らす様々な立場の人々がコミュニケーションをとることで、自然な形で相互理解や地域のつながりを深めやすい場を提供している。食育なども意識して活動する。
情報
<名称>
新大宮cojika食堂(シンオオミヤコジカショクドウ)
※「cojikanopanya(コジカノパンヤ)」の休業日に、イートインスペースを利用し不定期開催
<住所>
奈良市芝辻町4丁目2-4 田村ビル105
<電話>
<開催日>
不定期開催(原則月1回、土曜)
※最新の開催予定は、店頭チラシや公式SNSで告知
<新大宮cojika食堂(子ども食堂)公式instagram>
cojikanopanyaの情報はコチラ≫≫ http://cojikanopanya.com/