根強いファンが多い、マスコットのシカッチェ=ロートアリーナ奈良にて

 

人気の秘密は一生懸命さと、コミュニケーション能力の高さ♪

　奈良のプロバスケットボールチームのマスコットキャラクター「シカッチェ」。ゲームのある日は、名刺を持っておともだちにあいさつをしたり、アメちゃん配りでコミュニケーションをとったり、コートの近くでオフィシャルダンスチームの「BamVenus(バンビーナス)」と一緒に応援したりと一生懸命チームを支える。ブースターやチームの選手とともに、試合結果を喜んだり悔しがったりした後は、みんなのお見送りも欠かさない。

 

　シカッチェの活躍ぶりについて、バンビシャス奈良で広報を務める川西祐介さんにお話をうかがった。

 

シカッチェの素顔に迫る！ 広報の川西さんにインタビュー

シカッチェからアメちゃんをもらい笑顔をみせる三森啓右選手＝バンビシャス奈良提供

 

― 「おともだち」づくりが趣味というシカッチェ。自然とまわりが皆笑顔になって、良い雰囲気を感じます。

 

川西さん：アウェーのブースターの方からも、奈良のブースターの皆さんと同じくらいの熱量で「かわいい」と声をかけていただけることが多いです。また試合前のアウェーの選手でも、シカッチェとはどうしてもおともだちになってしまうみたいです。

 

― それは趣味を超えて特技ですね！ファンクラブ(シカッチェフレンズ)はどのような方が多いですか？ 県外のファンも多いでしょうか？

 

川西さん：シカッチェフレンズは、とくに40代から50代の女性が多いです。北海道から沖縄県まで、全国各地の方に会員になっていただいています。ちなみに、三森啓右選手もシカッチェフレンズです。

 

― 年間のファンクラブ特典が豊富です。グッズのアイデアも募るとは(グッズ会議への参加)すごいです！

 

川西さん：実際にやってみて、シカッチェフレンズの皆さんとのグッズ会議は楽しいものになりました。ほかにも特典がいろいろあるので、ぜひ楽しみながら活用してもらえるとうれしいですね。

 

― シカッチェの活動でこんなところにも注目してほしい！などありましたら、お聞かせください。

 

川西さん：おともだちづくり、チームの応援、会場の盛り上げなど、どんな場面でも一生懸命なところを見てほしいです。いつも積極的に周りにコミュニケーションをとりに行きますし、試合中もコートのそばで大きな身振りで選手を後押しします。会場を盛り上げるためにBamVenusとのダンスも完璧に踊りますよ！

 

― バンビシャスのゲーム観戦に訪れる際にはシカッチェの活躍からも目が離せませんね。ありがとうございました！

 

 

Bリーグキャラの人気投票では毎年上位！　初のファンクラブも♪

おともだちに手を振るシカッチェ＝同

 

　シカッチェは、恒例となったプロバスケットポールBリーグ各チームキャラクターの人気投票「マスコットオブザイヤー」では、上位の"常連"キャラクター。今シーズンはB1、B2、B3の計49チームのエントリー中、バンビシャス奈良のシカッチェは13位。昨シーズンの18位から順位を上げた。

 

　順位にはキャラクターの魅力ももちろんだが、チーム自体のファン層の厚さも大きく影響する。結果的にB1のマスコットが上位に入ることになるが、そんな中、シカッチェはB2リーグながら常に上位に食い込んできた。

 

　Bリーグ初めてのマスコットファンクラブ「シカッチェフレンズ」も持つ。インターネットでの入会受け付けは例年7月上旬で、入会特典や年間特典も多数用意している。特典としてシカッチェとの写真撮影会も実施しており、毎回事前応募から抽選となる人気ぶりだ。ホームゲーム会場ではシーズン途中でもファンクラブ入会が可能となっている。

 

 

奈良キャラ紹介 ＃05

 

 

シカッチェはこうして誕生！　基本をおさらい♪

　2012-13年のシーズンからプロバスケットボールリーグ「bjリーグ(現在はNBLと統合されBリーグ)」に新規参入した「バンビシャス奈良」のチームキャラクター。キャラクターは公募され、応募のあった24作品から奈良県御杖村在住の北村満理子さんが子鹿をイメージして制作した「シカッチェ」が見事選ばれた。

 

　いつもバスケットボール柄のポシェットを持っており、趣味はアメちゃんを配って「おともだち」を増やすこと。口ぐせは「なのです」。チャームポイントはキラキラなおめめ。誕生日は3月27日。おっとりしているが、YouTubeの「シカッチェんねる」ではいろんなことにチャレンジしている。

 

 

シカッチェよりメッセージ♪

BamVenusとポーズをとるシカッチェ＝同

 

　「シカッチェなのです♪ バンビシャス奈良のホームゲーム会場を、おともだちのみんなともっともっと盛り上げたいのです。試合の応援以外にも、BamVenusのダンスだったり、おいしいアリーナグルメが食べられたり、いろいろなイベントがあったり、とっても楽しいのです♪ だから、たくさんのおともだちにホームゲーム会場に来てほしいのです♪」(シカッチェ)