サッカーJ3リーグの奈良クラブが4日、フ…
サッカーJ3リーグの奈良クラブが4日、フリアン・マリン・バサロ監督(スペイン)の解任を発表したのはサポーターをはじめ県のサッカー界に衝撃を与えた。
クラブを県勢悲願のJリーグ昇格に導き、昨季はJ最年少監督としてJ3最優秀監督賞を受けるなど、フリアン監督の手腕は高く評価されていた。
ただ、筆者は8月31日の対今治FC戦をネット観戦していて「嫌な予感」がした。点が入りにくいスポーツであるサッカーで0―6と大敗。数字以上に選手に覇気が欠けていると感じたからだ。
エースストライカーが移籍したこともあり、今季は開幕から苦戦続き。本紙記者によると、守備が安定せずに戦術も混乱したという。20チーム中、降格手前の18位(6日現在)。
監督のシーズン途中の電撃解任はサッカー界では珍しくない。いわゆる「ショック療法」となって良い方向に向かうことが多い。
フリアン監督には感謝と今後に期待を。奈良クラブには中田一三新監督の下、残る試合に全力を。われわれが応援スタンドに足を運ぶ必要があるのは言うまでもない。(栄)