1923(大正12)年9月1日午前11…
1923(大正12)年9月1日午前11時58分、関東地方一帯に強い揺れが襲った。東京をはじめ都市部では多数の建物が倒壊し、広範囲で火災が発生。死者・行方不明者は約10万5千人を数えた。
きょう1日は、その「関東大震災」にちなんだ「防災の日」。毎年、災害への備えを怠らないように戒める日だが、今年は特にその思いを強くした。
前日の31日には、異例のコースをたどった台風10号が県内に接近。その前の8月8日には初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたからだ。
南海トラフ地震は駿河湾から日向灘沖を震源とし、おおむね100~150年間隔で発生。前回から70年以上が経過し、発生の確率が高いとされる。
今回は日向灘の地震の発生で、気象庁が「大地震発生の可能性が普段より高まった」と情報を発表。結果的には期間内(1週間)に発生しなかったものの、災害への備えの大切さを感じた人は多いはずだ。
地震とは違い、台風はある程度の予測は可能。自宅周辺のハザードマップを確認するなど、日ごろから備えを心がけたい。(法)