政治
▼ 詳細データ
B6判、上製本 407ページ
隆光(りゅうこう、1649~1724)は、慶安2年に大和添下郡二條村(現・奈良市)に生まれ、江戸中期に活躍した真言宗新義派の僧侶です。いつの頃からか、時代劇や小説で「生類憐れみの令」を唆(そそのか)した悪僧として登場するようになったことに疑問を感じていた葛城市在住の飯田全紀(まさのり)さんが、その知られざる生涯を描こうと創作も加えながら、新しい「隆光像」に迫った意欲作です。
13歳で長谷寺に入った隆光は、修行の過程でさまざまな人と出会い、大切な人との別れを体験したことで、「生きとし生けるものの命を大切に」との思いを強くしていきます。
成長した隆光は、江戸で「命の大切さ」を説きながら徳川5代将軍綱吉に仕え、東大寺大仏殿など名だたる寺社の復興にも力を尽くしました。
窓口 | 奈良新聞社 出版係(平日10時~18時) |
---|---|
TEL・FAX | TEL:0742-32-2117 FAX:0742-32-2773 |
[email protected] |